最近、子供たちもネットショッピングするし、ダンボールがかさばって大変なのよね。
近年インターネットショッピング、せどりなど、ダンボールで梱包された商品を扱うことが多くなり、家の中でかさばっていませんか?
今回は、そんなお悩みを解消するため、『手作りダンボール収納』を作ってみたいと思います♪
・必要道具の紹介
・ダンボール収納の作り方
・まとめ
必要道具の紹介
主な必要道具を紹介します。
・丸ノコ
丸い刃が回転することで、簡単に木材をカットできます。直線にカットしたい時に非常に便利です。
・ジグソー
ジグザグや曲線にカットしたい時に使用します。1台持っておくと重宝します。
・アラカン
ヤスリの一種です。カンナより軽い力で使用できるので、女性でも扱いが簡単です。
・インパクトドリル
電動ドリルです。先端の部分を替えることで+や-ドライバー、穴開けなどもできます。
・直尺定規
L型の定規です。直線や直角に線を引きたい時など1つは持っておきたい定規です。
・木工用錐(キリ)
木を切るためのキリです。開けたい穴の大きさによって、キリを取り替えます。
・ハタガネ
部材を固定する為の道具。幅の狭いものから広いものまで様々な種類があります。
・木工用ボンド
木と木を接合するための接着剤です。100円均一でも入手可能です。
木材の仮止めや補強の際に使用します。
・ワトコオイル
自然由来の木材用オイルです。木の質感を残した風合いが好みの方にぴったりです。
・使い捨て塗料容器
使い捨ての塗料容器です。
コップ型で取っ手が付いているので、手で持って作業するにも便利です。
ダンボール収納の作り方
コロナ禍も相まって、ネットショッピングが大幅に増加していますね。
我が家でも何かとネットショッピングを利用しています。
パソコンやスマホで「ポチッ」と押すだけで家まで届けてくれる。とてもありがたいですよね。運送屋さんに感謝です。m(_ _)m
ただ、そこで発生するのが「ダンボールかさばる問題!!」
部屋の隅っこに詰め込む、壁と何かの間に無理矢理詰めて・・・大変ですね(^^;)
採寸
まずは、板に必要な寸法を書いていきます。
今回使用するのは、メルクシパインと言う集成材です。集成材とは、1本の木ではなくいくつかの小さく切り分けた木を乾燥させ、接着剤で貼り合わせた人工の木材です。
人工的に貼り合わせていますので、強度や品質が安定しており、柔らかく、見た目にもナチュラルな仕上がりになりますので、初心者でも扱いやすいです。
採寸は、作業工程の中でも非常に重要な作業です。
ここで寸法を間違えてしまうと仕上がりに影響が出てしまいます。
自分が作りたいサイズになっているか、何度も確認しながら慎重に作業しましょう。
切り出し
底板となる部分を採寸し、必要な長さに線を引いたら、次は切り出していきます。
長い直線距離などをカットする際は、丸ノコが非常に便利です。
初めて使用される方は、慣れないと大きな音と振動でびっくりしてしまうかも知れません。
慣れないうちは、端材(ハザイ:不要な材料)でカットする練習をしてから
実際の木をカットするとよいと思います。(^^)
次に側面の部分を底板と同様に採寸し、切り出す部分に線を引いていきます。
寸法線が引けたら、カットしていきます。
次は、取っ手の部分を作ります。
両端と板の中心に印を書いたら、両端から真ん中に向かって線を引きます。
弧を描く際は、定規などをしならせて描くこともできますが、今回はフリーハンドで描いてみました。なかなかうまく描けましたね(^^)
弧を描いた部分のカットは、ジグソーを使用します。
上手にカットするコツは、しっかりと真上から線と刃先を見て、焦らずゆっくりと進めて行くことです。
細かな部分は、後ほどヤスリで仕上げるので、ざっくりと山型にカットできれば上出来です。
必要な部材のカットができました♪
ヤスリがけ
組み付ける前に切断面をきれいにしましょう。
今回使用するのは、アラカンと言う道具です。
現代風のカンナと言ったらわかりやすいでしょうか(^^;)
底面の部分に鍵状の刃が複数付いており、取っ手を持ちながら前後に軽い力で動かすだけで、木材の表面を薄く削ってくれます。
カンナのように刃先の調節が不要な事と軽い力で木材の表面を削る事ができるので初めて木材加工をする方や女性の方におすすめです♪
取っ手作り
次は取っ手の中をくり抜いていきます。
両端に円を描き、直線で結んでいきます。
中央部分は少し膨らみを持たせます。
フリーハンドで描くのが難しいようでしたら、細かく線を入れていくと描きやすくなると思います。
まずは下穴を開けます。後述しますが、下記のキリは木工用ではなく、金属加工用を使用しました。いや、・・・してしまいました。
なぜなら、イケる★と思ったからです・・・(T_T)
本来であれば、木工用のキリ(下穴は3mmくらいかな)で開けてから、大きなサイズへと段階を踏んでいきます。
そうしないと木が割れてしまいます。
次に木工用のキリ(25mm)で開けています。
割れないポイントは、いきなり大きなサイズで開けるのではなく、徐々に大きなサイズへと上げていくこと。
また、下に当て板をすることで、穴が開く瞬間の衝撃を軽減してくれます。
両端に25mmの穴が開きました。途中は、フリーハンドでデザインしています。
こちら上段が木工用キリ。下段が金属用キリです。
似ているようで、違いますね。
こちらは正面から。
左が木工用、右が金属用キリです。
木工用キリは、円を描くように溝を掘っていき、ポンっと抜いて切るようなイメージ。
一方で金属用キリは、キリの先端で少しずつ削り取っていくイメージです。
やはり、そのものにあった道具を使用しなさいと言うことですね。
・・・勉強になりました(T_T)
もう、我を忘れたかのように思いっきり失敗しました。
何なら失敗してやりました!!!!
金属用キリで木に穴を開けると、こうなります。
よい子はマネしないでね!
こちらは、左が当て板なし。右が当て板あり。
もちろん、木工用のキリで開けています。
当て板を置いた方が、最後の割れが少ないですね。
組み付け
さて、失敗も成功のうちと言いますし、気を取り直していきましょう。
カットした木材を固定していきます。
固定にはビスを使用しますが、接合面の補強とズレ防止の為に木工用ボンドを塗っておきます。
木と木を貼り合わせたら、ハタガネで固定します。
大きなものを作る予定があるのであれば、ハタガネの幅が300mm~450mmくらいあると良いです。
また、色んなサイズや同一サイズを複数持っておくと木を枠組みする際などに非常に役立ちます。
今後少しずつ、増やしていくと良いと思います。
貼り合わせた部材にビスを打ち込んでいきます。
今回は、木材に対し直接ビスを打ち込みましたが、穴開けと同様に下穴を開けてからビスを打ち込んだ方が、割れ防止に繋がります。
ビスで打ち込む際もズレ防止の観点からハタガネを使用します。
取っ手の部分は、穴開け後にジグソーでカットします。
カットした後は、縁の部分をヤスリで仕上げていきます。
塗装仕上げ
仕上げに使用するオイルはこちら。
自然由来の木材専用オイルです。
木の温もりや質感を活かしつつ、木材独特の深みを出してくれます。
次に、とっても便利な塗料用容器を紹介します。
なんと言っても取っ手付きのフォルダーが付属しているため、手に持ちながら塗装ができるので大変便利です。
バケツのようなぶら下げタイプの取っ手は数多くありますが、意外にもマグカップのように持ち運べるタイプはあまり見かけません。
おすすめです♪
ハケにたっぷりとオイルを付けたら、まずは全体的にオイルを乗せていく感じで塗っていきます。
始めからきれいに塗り潰すのではなく、オイルをポイントごとに置いていくイメージです。
オイル塗布前に全体をペーパーできれいにしておくと共にオイルを塗布した後もペーパーで磨くと仕上がりがきれいになります。
オイル塗布後は、#400~600などの目の細かいサンドペーパーを使用すると良いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
途中、諸事情(?)により木が割れてしまうハプニングがありましたので、当初の予定とは異なり、片側のみ取っ手仕様にしました。
結果的に取っ手部分をもう一つ作る必要がなくなり、作業が減りましたので、これはこれでヨシですかね(^^;)
みなさんもたくさん失敗して経験値を積んで下さい。
ただし、機器の取扱いには十分気をつけ、DIYライフ楽しんで下さいね♪
では、また♪
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