早速だけど、ちょい置き椅子を作ってみよう!!
ちょっと待って。
ちょい置き椅子ってなに・・・?
今回は、観葉植物や写真立てなど、ちょっとした物を飾る際に便利な
「ちょい置き椅子」を作ってみましょう。
そもそも、ちょい置き椅子ってナンデスカ!?
《ちょい置き椅子とは、ちょっとした物を置く椅子であり、人が座るには
ちょっと○○な椅子のことである》(笑)
・必要道具の紹介
・ちょい置き椅子の作り方
・まとめ
必要道具の紹介
主な必要道具を紹介します。
【丸ノコ】
丸い刃が回転することで、簡単に木材をカットできます。直線にカットしたい時に非常に便利です。
【アラカン】
ヤスリの一種です。カンナより軽い力で使用できるので、女性でも扱いが簡単です。
【インパクトドリル】
電動ドリルです。先端の部分を替えることで+や-ドライバー、穴開けなどもできます。
【直尺定規】
L型の定規です。直線や直角に線を引きたい時など1つは持っておきたい定規です。
【木工用錐(キリ)】
木に穴を開けるためのキリです。開けたい穴の大きさによって、キリを取り替えます。
【ノコヤスリ】
ノコヤスリは、木工専用のヤスリです。通常のヤスリは、木くずがヤスリの目詰まりを起こし、すぐに削れなくなりますが、ノコヤスリはノコギリの刃のような形状でできている為、表面の木を切りながら削ることができます。
【ハタガネ】
部材を固定する為の道具。幅の狭いものから広いものまで様々な種類があります。
【コーナークランプ】
部材を直角に固定する為の道具。1~2つ持っていると非常に便利です。
【木工用ボンド】
木と木を接合するための接着剤です。100円均一でも入手可能です。
木材の仮止めや補強の際に使用します。
【ダボ錐(キリ)】
木ダボを挿入する際の穴を開ける為のキリです。
【ダボマーカー】
ダボキリの穴開け位置を正確に出す為の道具です。
ちょい置き椅子の作り方
部材をカットしよう♪
主に25mm×50mmのメルクシパイン集成材を使用しました。
それぞれの部材を必要な長さにカットします。
ヤスリがけをしよう♪
カットし終わった部材の断面は、正確に切ったつもりでも結構ボコボコなもの。
特にDIYを始めて間もない頃は、ボコボコになるのが当たり前です。
ただし、だからと言ってこの部分を疎かにしてはいけません。
なぜなら、微妙なボコボコの断面や寸法違いが後々部材同士をくっつけた際に
合わなくなってくるからです。
ここは手間を惜しまず、じっくりと正確に断面を整えましょう。
ポイントとしては、木材をカットする際、カットしたい線より若干長めに
切るように意識することです。(慣れてくると不要な作業になります)
長めにカットした部分は、後からヤスリで修正はできますが、カットし過ぎた物を復元するのは不可能です。(全体的に短く合わせることは可能です)
この作業には時間を費やしましょう!!
木ダボ(もくだぼ)加工をしてみよう♪
木ダボ(もくダボ)とは、円筒状の木の部材のことで、木材と木材を接合する際に
使用されます。
市販の棚などを購入し、自分で組み立てたことがある方は、きっと使ったことも
あるのではないでしょうか(^^)?
木ダボを使う前に木ダボ用キリで穴を開けていきます。
木ダボ用キリは、貫通せず途中で止まる仕組みになっています。
こちらが、木ダボ用キリで穴を開けた後になります。
穴が貫通せずに止まっていますね!
次にダボマーカーを使用します。
先程木ダボ用キリで穴を開けた位置にダボマーカーを入れ込みます。
その上から接合したい部材を重ね合わせます。
この時、木材同士の角がズレないように慎重に合わせて下さい。
ズレてしまうと木材同士を接合する際に合わなくなってしまいます。
ダボマーカーの先端部分が押し付けられ、相手側の部材にも同じ位置に
マークが付きました。
このマークに合わせて先程と同様にダボ用キリで穴開けを行います。
全ての部材の必要な箇所にダボ用穴加工ができました。
次に木ダボを挿入していきます。
ダボ用穴に木ダボを軽く入れ、ハンマーで叩き込んでいきます。
そこまで強く叩かなくても入っていきます。
接合部を強化するために、接合面には木工用ボンドを塗っておきましょう。
木材同士をくっつけよう♪
木ダボを取り付け、木工用ボンドを接合面に塗ったら、部材同士を接合して
いきます。
「木工用ボンドが乾くまで押さえていられない」
こんな時に便利なのが「ハタガネ」と「コーナークランプ」です。
できることならこの2つの道具は、複数持っていると非常に便利ですよ。
また、木材同士を接合する際に最も重要なことは、ねじれず、ずれない
ように真っ直ぐ接合することです。
固定道具を使用するほか、家の床面と家具など直角が出ている場所を
背にして、直尺定規を当て曲がっていないか確認するのも良いと
思います。
特に4本脚の椅子や机などは、垂直が出ていなかったり、長さが違っていたり
することで、完成した際にカタカタとぐらついてしまうことがあります。
カットの時もそうでしたが、組み付けの際も慎重に1つずつ丁寧に組み上げて
いきましょう。
次に座面(座るところ)を作っていきます。
今回は座面を3枚にしてみました。
両端には固定用の穴を木ダボ用キリで穴を開けておきます。
座面の間隔が狂わないように物を挟み込んで等間隔にします。
今回は、木ダボ(直径1㎝)がちょうど良かったので、挟んでみました。
座面の裏にも木工用ボンドを塗るのを忘れずに!
座面の板にビス打ちしたら、その上から木ダボを入れます。
軽くハンマーで叩き、ビスに当たったら飛び出た部分をノコギリで
カットします。
このようにすることで、ビス止めした部分が見えなくなり、木ダボの
色合いが、浮き出ておしゃれな感じに仕上がります。
注意点としては、木ダボを固定した時点で中のビスは取れないと思って
おいて下さい。
全体をサンドペーパーできれいにした後、最後に仕上げワックスを
塗布していきます。
今回使用するのは、こちらの蜜蝋(みつろう)ワックスです。
自然由来の素材で作られたワックスですので、ワックス特有の鼻に
ツ~ンとくる臭いもありませんし、何より元々の素材の木目を活かしつつ、
より自然な風合いに仕上がるので、私は非常に気に入っています♪
付属のスポンジに蜜蝋を付け、薄くムラなく伸ばしていきます。
できあがり♪
蜜蝋ワックスで木材本来の風合いを残しつつ、木目が浮き出るようにはっきりと
しました。
リビングに置いて、観葉植物を乗せても良いですし、写真立てやぬいぐるみを
置いてもかわいいですね(^^)
座面はこのような仕上がりになりました。
ビス隠しの木ダボが良い感じにアクセントになっていますね!
まとめ
いかがでしたか(^^)
椅子をつくる際の最重要ポイントは、「とにかく丁寧に」です。
他の物をつくる時も、もちろん丁寧に作ることは心がけていきたいところ
ですが、特に椅子や机などはバランスが重要になります。
作業の途中で多少手間でも「まっすぐになっているかな」「ずれていないかな」
など、細かくチェックすることで、よりきれいに仕上がります。
まずは、強度を気にしない「ちょい置き」の椅子をつくることで、少しずつ
家具づくりに慣れていきましょう。
ありがとうございました(^^)
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